香川高等専門学校産業技術振興会は、香川高等専門学校の教育研究を地域企業と連携して進め、地域の発展に貢献するための組織として、平成21年8月末に「高松工業高等専門学校産業技術振興会」として、法人会員99社、個人会員10名で発足し、同年10月の統合に合わせて、「香川高等専門学校産業技術振興会」となりました。
令和6年11月時点での会員数は、法人会社146社、個人会員5名となっております。
会長ご挨拶
この度、本会の会長を拝命致しました住田でございます。私は香川高等専門学校の前身であります高松工業高等専門学校 電気工学科を卒業し、丁度50年の節目の年に大役を仰せつかりまして身の引き締まる思いです。同時に、偉大なる本会初代会長の平田喜一郎様の後任を拝しまして、役者不足の思いで大変恐縮いたしております。
平成30年6月まで、香川高専 高松キャンパスの同窓会組織であります“高松工業会”の会長を約10年間務めさせて頂いておりました。今迄は卒業生の代表として香川高専の発展に微力ながら尽くさせて頂きましたが、これからは香川高専を応援し、また共に発展をする地元企業の代表として、産学共同事業の発展の為に尽くして参る所存ですので、何卒宜しくお願い致します。
ところで、今、私の手元には先日発売になったばかりの “iPhone XS” があります。これを操作する度に科学技術の劇的な進歩に対しての思いを新たにします。これらの進歩は半導体を主とする電子部品や精密機械部品等の進歩に依るところが大きいのですが、それを支えて来たのはまさしくエンジニア達です。そして、この端末の機能を如何なく発揮させるのが通信ネットワーク システムであり、お互いの相乗作用として目まぐるしく進化を遂げているところです。その好例の一つとして電子決済によるキャシュレスの時代が到来しましたが、残念ながら、グローバル的にみれば我国は周回遅れくらいの立ち位置になってしまい、もう遅れを取り戻せないところまで来た感じさえします。
そんな訳で、今後益々、柔軟な発想のエンジニアが育つ環境を整え、地元香川の発展の原動力になるエンジニア達が大勢巣立ち、また地元で活躍できる素地を作るために、微力ながら本会の活動推進の為に全うしていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
香川高等専門学校産業技術振興会設立趣意
高松工業高等専門学校は、中堅技術者の養成機関として県民の強い要望により昭和三十七年に全国の国立高専の一期校として開校されました。そして平成十一年には、高専本科の早期専門教育や実践重視の教育を活かし、大学工学部とは異なる創造力、解析力、技術開発力を持つ高度な実践的技術者を育成する専攻科が設置されました。これまでに本科からは五千八百九十二名、専攻科からは二百十九名の卒業生・修了生を世に輩出されています。
これら卒業生・修了生の多くは香川県内の企業において中核的技術者として活躍されており、香川県産業界の発展と技術力向上に多大な貢献をしておられます。
一方、最近の社会経済状況等に目を向けますと、世界的な経済低迷の中で景気は低迷しており、少子化、理科離れの進行など、産業基盤となる技術力を支える中核的技術技術者の育成・確保は香川県内企業にとりましても喫緊の課題となっているところです。
このような状況の中で、高松高専は平成二十一年十月に詫間電波高専と高度化統合し、香川高等専門学校として開校され、教育・研究の推進や社会人再教育プログラムの提供などを通して、四国の広域的な拠点として地域産業界との連携体制の強化を進めようとされています。
高松高専がこれから推進される取組は、地域産業界としても大いに期待を寄せるところであり、これらの取組を活発に行っていただくためには、これまで以上の地域の協力が不可欠であると考えられる次第です。
つきましては、僭越ではございますが、私どもが相諮り、高松高専が有する人・知・物的資源を活用し、高松高専と地域産業界がこれまで以上に連携を深めることで、地域産業の発展に寄与することを目的として、「高松工業高等専門学校産業技術振興会」を設立することといたしました。
貴台におかれましては、以上の趣旨にご賛同いただきまして、格別のご高配とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成二十一年七月 吉日
設立発起人 | 株式会社ヒューテック 代表取締役社長 | 平田 喜一郎 |
株式会社石垣 代表取締役社長 | 石垣 真 | |
オリエンタルモーター株式会社高松事業所 所長 | 川人 英二 | |
鹿島建設株式会社 執行役員四国支店長 | 安藤 進 | |
川田工業株式会社四国工場 工場長 | 内田 修平 | |
株式会社四国総合研究所 代表取締役社長 | 新田 芳樹 | |
四国電力株式会社 常務取締役 | 武井 邦夫 | |
四国旅客鉄道株式会社 常務取締役鉄道事業本部長 | 木下 典幸 | |
株式会社タダノ 企画管理部部長 | 高木 啓行 | |
株式会社百十四銀行 取締役執行役員営業統括部長 | 泉川 貴昭 | |
隆祥産業株式会社(現:株式会社レクザム) 取締役副社長 | 住田 博幸 |
高松工業高等専門学校産業技術振興会設立趣意書(PDFファイル)
組織体制
役員紹介
敬称略(令和6年7月1日現在)
企業等名 | 職・氏名 | 役職 |
---|---|---|
株式会社レクザム | 取締役副社長生産本部長 住田 博幸 | 会長 |
株式会社タダノ | 執行役員生産部門担当 二村 泰寛 | 副会長 |
株式会社百十四銀行 | 取締役常務執行役員 菅 弘 | 副会長 |
アオイ電子株式会社 | 取締役社長 木下 和洋 | 理事 |
株式会社石垣 | 代表取締役社長 石垣 真 | 理事 |
株式会社香川銀行 | 専務取締役 長町 亘洋 | 理事 |
鹿島建設株式会社 | 執行役員四国支店長 尾崎 美伸 | 理事 |
川田工業株式会社 | 執行役員橋梁事業部生産統括部長 北村 正見 | 理事 |
株式会社四国総合研究所 | 代表取締役社長 越智 浩 | 理事 |
四国電力株式会社 | 執行役員火力部長 髙田 潤一 | 理事 |
四国旅客鉄道株式会社 | 専務取締役鉄道事業本部長 長戸 正二 | 理事 |
三和電業株式会社 | 相談役 山地 真人 | 幹事 |
香川高等専門学校 | 副校長 小島 隆史 | 幹事 |
名誉会長
企業等名 | 職・氏名 |
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株式会社ヒューテック | 相談役 平田 喜一郎 |
アクセスマップ
〒761-8058 香川県高松市勅使町355
香川高等専門学校産業技術振興会
JR高松駅からの交通
- JR高松駅5番バス乗り場から「47御厩・県立総合プール行き」乗車、約30分後「香川高専前停留所」にて下車、徒歩約1分
- JR高松駅5番バス乗り場から「41栗林公園・由佐・空港行き」または「43栗林公園・由佐・岩崎行き」に乗車、約25分後「小山停留所」にて下車、徒歩約10分
自動車
- (西方面よりお越しの場合)高松西IC(高松道)より 約5分
- (東方面よりお越しの場合)高松檀紙IC(高松道)より 約2分